一気呵成。
ギリシャ 1-0 チェコ。
いや、もう、何と言えばいいのか。ギリシャ、凄い。…これが勢いなんだろうか。90分で決まらなかった。延長前半も終わると思った。そこへ一撃。チェコはネドヴェドの負傷退場が歯車の狂い始めだったのか…。ギリシャは終始コンパクトなサッカーを続け、危うい場面もありながら、最後にフォルトゥーナの前髪を引っ掴んだ。
これでEURO2004は開幕戦と決勝戦が同一カードという、何とも珍しい事態に。ポルトガルもギリシャも運より実力で決勝まで勝ち進んで来たと言えるチームだけに、珍しい、とは思うものの、決して不思議な事態ではない。
黄金世代の最後の輝きがポルトガルを優勝へ導くのか、ギリシャの見る夢と勢いが彼らをヨーロッパの頂点まで押し上げるのか…決勝は、二日後。