SafariでラクラクCookie管理。

 WEBサービスへの自動ログインに使われるなどユーザに利便性を提供する一方、広告・マーケティング目的の追跡にも利用されることも多く、溜まってくるとちょっと気になるWEBブラウザCookie(クッキー)。Safari用のCookie管理プラグインとしては「Safari Plus」があったが、残念なことに、対応しているのはMac OS X 10.4(Tiger)のSafariまで。Mac OS X 10.5(Leopard)対応版の開発はストップしており、Leopardへ移行してからというもの、Cookieの管理は放ったらかしになっていた。

 そこへ登場したのが、何ともストレートな名前の「Safari Cookies」。「Safari Plus」のソースコードを引き継いで開発している模様。現時点でのバージョンは0.4だが、最初にバージョン0.1がリリースされてから2週間ほどしか経っていないことを考えると、開発のスピードも速くて頼もしい感じ。

 WEBサイトからダウンロードしてきたディスクイメージを開くと、インストーラパッケージ(Install Safari Cookies.pkg)が入っているので、それをダブルクリックして、インストーラの指示に従えばインストールは終了。Safariの環境設定に[Cookies]パネルが追加される。アンインストールしたいときは、そのパネルの中に[Uninstall]ボタンが用意されているので、それをクリックすればおk。

 基本設定はSafariのデフォルト機能と同じで、Cookieを「すべて受け入れる(Always)」「すべて拒否する(Never)」「訪問したサイトのもののみ受け入れる(Only from sites I visit)*1」の3つ。便利なのが、[Cookies]タブで、自動ログインを使いたいWEBサービスや、信頼しているサイトからのCookieを「お気に入り(Favorites)」として保護する機能。Cookieが溜まってきたときに、一括削除から除外(Remove All Non-Favorites)できる。また、Safariの終了時に「お気に入り」以外のCookieを削除する機能*2もあるので、SafariがどんなCookieを食べたのか知りたくもない場合はこっちがおすすめ。

*1:訪問先のサイトに埋め込まれている広告用のバナーとか、ドメインの違う人が渡そうとするものは拒否するということ。

*2:[Preferences]タブで[When quitting Safari]のところにチェックを入れる。