Ludologyって何でしょう、という話。

 まだ冬学期も始まってなくて暇なので「東京大学コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム キックオフ・イベント記念講演会『ゲーム開発者の国際連携』(長っ…)」[igda.jp]に潜り込んで来た。多分まともな記事はどこか(ITmediaあたり?適当に言ってます)に書かれると思うので、面白いなーと思った部分だけメモ程度に書こうかと。
 まず、タイトルにも書いた「Ludology」って何でしょう、という話。Ludologyというのはそもそもラテン語でそのまま「ゲーム」を表す言葉らしい。その言葉を現代に復活させて、ゲーム(デジタルなものに限らず)とは何なのか、どんな役割を担っている/担うことが出来るのか、という問いに答えていく学問にしようとする流れを作っている最中…なんだろうか。多分そう言っていたと思う。
 それで今はゲームについてどんなことを考えているかというと、MMO(Massively Multiplayer Onlline)の世界と実社会との関係の研究(社会的・経済的な関係の研究が中心)とか、Serious Games…たとえば教育とか健康、広告宣伝のためのゲームについての研究とか、Serious Gamesにも含まれるけどPoliticalなゲームの研究をやっているらしい。…って何かHotwiredに載ってる記事でそのまま当てはまるのが多そうだなー、と今思った。これとかこれ[hotwired.goo.ne.jp:両方とも]とか…他にもたくさん。
 ゲームは、創成期の映画やテレビなんかが真面目な研究の対象にならなかったように、これまで研究が盛んではなかった分野なので、出来ることは幾らでもあるし、やらなければいけないことも沢山あるんだよね、というまとめ…だったかな。そんな感じでした。
 最後に、講演の中でPolitical Game*1の一例として紹介されたゲームがこれ[newsgaming.com](shockwaveにつき注意)。「September 12th」という名前の「勝つ方法のない」ゲーム。これを切っ掛けに国際政治の現状について考える人が増えてくれれば、と思って作ったらしい。以上。

 [追記]記事[famitsu.com]を書いたのはITmediaじゃなくてファミ通.comだったか…。PowerPointMacだったからKeynoteかも)を起こしただけで、あまり「まとも」な記事ではないような気もするけど(…失礼)。スペルミスとか聞き間違いもあるようだし…と自分も人のことをどうこう言えるような文章ではないけど。あ、会場はクーラー効き過ぎで「寒かった」です。

 [追記2]記事もういっこ[rbbtoday.com]。短い割に普通。ちゃんとPowerPointに載ってない追加の情報も裏付けをとって書いてある感じ。

*1:All games are political. とも言っていた