それは闇へ。

えーと。帰って来てテレビを点けたらNHKでやっていた、「闇へ」(アカデミー長編ドキュメンタリー賞)が凄すぎて、ひとこと書かずにはいられず。

 暴力装置たる権力は、抑制の利いた理性の下にあらねばならない。権力の象徴である国家と軍隊は、便宜的な道具に過ぎない。想像の共同体を、想像であると認識できる理性をもって、その権力を司る理性を選ばなければ、民主政治の意味がない……はず。

もし、この番組を見た人がいれば、ドイツ映画「es」を見たり、ミルグラム実験について調べてみると面白いかも。そんな堅苦しいのは嫌だという方には、「銀河英雄伝説」を。もっと堅苦しいのがいいという奇特な方は、アドルノ先生とかアーレント先生の本を読んでください。