想像力について。

 現在多数派である幸福な人々に「自分もいつかは少数派になるかもしれない」という想像力を持たせられるかどうか。もしくは傍観者たりえている幸運な人々に「次は自分の番かもしれない」という想像力を持たせられるかどうか。「少数派」は、いつでも突然に「多数派」の中から抽出され、作り出されうる。その望むと望まざるとに関わらず。