対称的な等しさ。

 イタリア 0-0 デンマーク
 スコアレスドローという結果は両者に平等ではあるけれども、その平等さは、優勝候補の筆頭に挙げられるイタリアにとっては負けに等しく、強豪ひしめくヨーロッパに於いては伏兵とならざるを得ないデンマークにとっては勝ちに等しい…とまでは流石に行かなくとも、緒戦として満足できる結果だったのではないだろうか。
 お互いにキーパーのファインセーブで決定期を逃したものの、切れ味の良い攻撃が随所に見られた。ただ、イタリアがやや前線の選手に頼った(といってもトッティデル・ピエロヴィエリの顔ぶれだから十分勝負は可能なのだが…)攻撃に片寄っていたのに対し、デンマークは多くの選手が関与する鮮やかなサイド攻撃を繰り返して幾度となくカテナチオをこじ開けかけたのが印象的だった。いやほんと、お手本にしたいぐらいしなやかなサイド攻撃でした。ちょっとデンマークが好きになったかも。

 …ってすっかりEURO2004観戦日記になってるなー。分量もだんだん長くなってる気がする。地上波で放送する分しか見れないけど。って予選リーグのスペイン戦は放送しないのか…TBSの野郎!