フィレンツェまで約20分間のフライトです。

 今日は天気もいいし、暇だし、ということで、全裸で靴(ブランドはエルメス?)しかはいてない肉体美のお兄さんを見に…ではなく*1東京都美術館フィレンツェ展に行ってきました。…男二人でてくてくと20分程歩いて到着。明後日が最終日だからか、なかなかの人出。
 そうなるようにディスプレイしてはいるんだと思うけど、やはり遠くからでも眼を引くものは、ある程度名の通った人の作品が多い。ミケランジェロの「磔刑のキリスト」しかり、ボッティチェッリしかり。それはそうと、今回の展示で面白かったのは、所々に展示テーマ(都市、絵画、医学・科学etc.)に沿った本が配置してあったことだろうか。眼を奪われるような挿絵の数々や、意外に現代と通じるところもある算術教本…。中でも、イヴン・シーナーの『医学典範』*2の実物を見られたのが収穫かな。ヴェロッキオの「イルカを抱く童児」は今にも動き出しそうで怖かったけど。

 …あ、赤土色の頭にも三日経てば慣れた。眼が。

*1:いや確かにそういうペルセウス像もあったけど(笑

*2:世界史で憶えた人も多いかと