さんぽのつもりで家を出て。

六義園の紅葉

 …ちょっとさんぽする予定だったんだけどなー。気づいたら4時間くらいぶらぶら歩いてた。気持ちのいい小春日和だし、ヘッドフォンで『FAB FOX*1』をぐるぐる聞きながら歩いてたらさらに気持ちよくなったのが原因か。
 春日通から千川通りに坂を下って通り(千川=小石川の暗渠らしい)を越えて突き当たりが、その昔療養所だったという植物園。素直にその植物園に入って色付き始めた紅葉でも楽しめばいいものを、天の邪鬼して入り口とは反対方面に歩き始める。そうして見つけた植物園の裏口を横目に、近くにあった神社の参道を上ってみるとそこは簸川(ひかわ)神社、つまり氷川神社で祭神は素盞鳴命(すさのおのみこと…ふりがながないと読めない)という小さくても立派な由緒ある神社でしたとさ。
 そこからは住宅街の中をてくてくと。あ、植物園の裏口がここにも…でもなんかさっきの門と比べてもずいぶん威厳のない、まさに「裏口」という感じ。その雰囲気におされてか、ダメもとで通用口のドアノブを回してみると…あ、開いた。ちょっと、鍵掛かってないんですけどー。…大丈夫かあの学校。まあ流石に中には入りませんでしたが。
 さらに住宅街を右に左に歩いていると不忍通りに出てしまったので、不忍通りから付かず離れず歩く。途中、文京グリーンコート(職住近接っぽい複合施設)の雑貨店とか本屋に引っかかりつつ、気づいたら本郷通りと交差する地点まで来ていたので、どうせだからということで六義園[wikipedhia.org]に入ってみる。…植物園には入らなかったのに。うーん森林浴。都心でこれは贅沢だなー。こういう六義園とか植物園とか後楽園とか無駄に緑っぽいところが文京区のいいところです。
 最後かつ唐突にFAB FOXの感想。(・∀・)イイ!…だけではあれなのでもう少し書くと、四方八方にハジケてます。相変わらず微妙に揺れ動く日本語の語感がいい。「いやしかしなぜに」とサビで繰り返した実績は伊達ではない。そしてさらっと聞けそうな始まり方の曲でも、絶対どこかに引っかかる場所を持っていて「おっ?」と思わせてくれる。そういうハズしてしまう一歩、いや半歩手前のフジファブリックらしい格好良さが、聴き込むほどに発見できて面白いアルバムだと思います。
 …あと、購入特典の抽選で貰った特製FAB FOXボールペンが無駄に発光して楽しい。単色ずつの7色と、その7色のグラデーションの8種類。いいものを貰いました。

*1:by フジファブリック。フライングして昨日買った。