capsuleとPerfumeの何がスゴいって。

 「作詞:中田ヤスタカ」というところでしょう。曲のタイトルも含め。
 作詞・作曲・編曲すべてを一人がこなすことによって、伝言ゲームによる「心地よさ」ミームの劣化が起きない。詞先でも曲先でも、別の人格が関わればそれだけ伝わる意味は減少していくわけで。…まあ、あれだけ近未来的*1かわいさファンタジーばくはつブレインハックな歌詞を書いている中田ヤスタカと、ピコピコぶんぶんキラキラしゃきしゃきウィスパーな曲を作っている中田ヤスタカの人格が同じ人格かといわれると、同一の身体に込められている以上、現在のところ根源的には同じであろうという推定しかできないのだけれど。
 かくいいつつも、Perfumeは会社に放置されていた「Fan Service」を借りてきて聞いただけという。収録されていた「チョコレイト・ディスコ」と「Twinkle Snow Powdery Snow」の2曲を聞いた感じでは、「phony phonic」あたりのcapsuleとテイストが似てるかな。
 でも、作詞者が違うCOLTEMONIKHA(作詞:酒井景都)の歌詞にも「チョコレイト」という単語は出て来ていたり。やはりテクノポップ的かわいさ演出にお菓子は欠かせないのか?

*1:それは永遠にやって来ないという意味において「近」未来。